詩人:水像
記憶を道連れに 自分の死を見届けたベッドに抱かれ 永遠に胎児のままでいられたら午前・・午後・・ 誰かが決めたものなんて天気雨が降る草原からとらえた古いラジオから流れる異邦の人達の声TVの砂嵐みたいな空冷たい水槽に閉じ込められて、晒されてきたもう凍えて歩けないたどりついたのは何処よりも美しい廃墟私を隠してくれる、優しい闇に深く溶けてなんにも知らないなんにも・・・