詩人:36
あの時の空は何だったのだろう?
友と、はしゃぎまわり
疲れきって寝転んだ
見上げた空は真っ黒で
星も月も雲もなかった
そして時さえも止めてしまった
周りからの友の声が消え
自分の心音だけが
忙しく鳴っていた
まるで僕を吸い込んでしまうような
真っ黒で魅力的な空だった
やがてまた、友の声が聞こえだした
何分寝ていたのかな?
きっとほとんどたっていないのに
僕にはとても長い時だった
しばらくして
また空を見上げた
もう普通の空だった
あの空は何だったのだろう?
2005/05/17 (Tue)