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[85120] 霧雨

詩人:山羊

表通りは か細い雨に濡れている
光りが灯れば 幻想的な色合いを見せる
私は ここで動けずに 愚者の体たらく

あの光りのパレードを抜けたなら
どんな場所に行けるのかな?
ずっと一緒にいると言った君は
この霧雨の向こうで 知らない誰かに微笑んで

二人で 見ていた幻は きっと本当に幻だった
このか細い光りは あの頃の二人を繋いでた脆い光り

何度も幻惑を見せるこの霧雨に
何度も君を見ようとするけれど
それは 本当の君では無く
あぁ それは 霧雨の幻 

表通り
華やかな傘の舞踏会と
車のオーケストラが響いて



2006/09/06 (Wed)
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