詩人:泉 浩祐
ぎゅっと拳握って、その拳は何処へ行く?僕の頭上。君の怒りを買ったのはそう、僕でした(笑)。出過ぎた血。君の心配はそれじゃなく、自分の手に付いた血だった。じゃあ、はじめっからやんなきゃいいのに。君の術も失くしてしまわぬうちに、両手で突き放した。優しい君の血なら飲み干してあげるから。否定する力も、もぉ無い。汚れた僕の血を飲み干しただけ・・・。