詩人:竜宮這
明くる日僕は消えていることだろう明くる日僕が消えても誰も分からないだろう明くる日僕の死体が片付けられるだろうかつて存在していた僕は今この世界に存在している今、僕は、この世界にいる多くの人々と共に、今この世界にいるおそらく、確実にかつて僕より先の未来を生きた人などいるだろうか今僕は最先端にて虚無の波に呑まれまいと・・・呑まれれば最後、僕を置き去りにして時が駸々と流れてゆく僕も過去の闇の中に、闇として迎え入れられ、僕もまた闇となるのだろう