風端の部屋
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[96997] 蒼い月−ウタウワタシ−
詩人:風端
その夜
初めて月が蒼く見えた夜
気付いたら歌を歌っていた
(即興の名も無い歌)
伝える筈の想いが歌となってこぼれていった
(この歌は想いの涙)
ぽろぽろとゆっくり歌う
(ただ思い出すようにいつまでも)
やがて
大きな蒼い月にすいこまれたのか
自分だけに意味のある歌は
いつの間にか
静かに去って行った
2007/02/25 (Sun)
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