詩人:雨蛙
夜空に映る星光と水面に映る螢火静かに流れる夜の夏風聞こえてくるのは蛙の歌声木々の葉音と鳥の羽音過ぎ行く時間は時に速く人を惑わし時に遅く人を導くそれぞれの道を照らす光は小さくはかなく螢火と似ることを知るすべを持たず過ぎ行く時に惑わされぬよう体に風を受け夜空を仰ぎ輝く星の下今、立つ場所を確かめるように踏みしめる