詩人:まとりょ〜鹿
鼻歌も聞こえない
ため息たちはビルの隙間風で流され
歩こうにも足が重くて
悴んだ指先は思うように動かなくて
やるせない気だるさだけを残す。
こんな日の終わりは
何だか無性に泣きたくなる。
きっと私に何かが足りないからなんだろう
毎日同じ・・・
毎日同じ・・・
毎日ずっと同じ・・・。
君から滴る甘い笑顔の蜜は本当にいい匂いだった・・・。
君からもらった暖かい時間のミルクは本当に安らぎだった・・・。
甘ったれな私は現実否定で君ばかり求めたから、君が枯れてしまったんだ・・・。
毎日同じ
毎日同じ・・・。
また同じように甘い匂いのする方角を目指しさまよって・・・。