詩人:ret
わたしの前に 背中を向けた 未来のわたし
顔を上げて 歩いて 止まらないでと
訴えかけながら 進もうとしている
わたしの後ろに わたしの背中を見つめる 過去のわたし
休もうよ もう良いじゃない 逃げようって
今の私の足を引っ張ろうとする
横を向けば
こっちからだよと
幾重にも枝分かれした道を指す 人と接する時のわたし
反対を向けば
こっちの道から行こうよと
緩やかな道を指す 一人の時のわたし
わたしの背中を見つめる 過去のわたしの言う事は
聞かない・・・
2004/02/07 (Sat)