詩人:七 兎
もうツカレタよ。
こんなの恋じゃない。
ボクは君の隣でつぶやく。
キミはボクの隣で夢の中をさまよってる。
目を閉じればキミとの思い出はたくさん思いついたケド
楽しかったことなんて1つも思いつかなかった。
思いつかせなかった。
キミの甘ったるい香水のにおいに慣れ、
外の空気が苦く感じる。
子供のように眠るキミのとなりでボクは切なくてさびしくて。。。
独占欲とかじゃなくてただ誰かがとなりにいるのになれただけ。
ツカレタなら変えればいい。寂しいなら変えればいい。
ボクはオモチャのように君を想う。
キミだけをオモチャだと思ってるワケじゃない
【人間】という哀れな生き物を憎んでいるだけ
憎まされた。想わされた。
ボクはオモチャ箱の中身を見てそっと微笑んだ。