詩人:NeNezi
お母さんは
あたしをひっぱたいた
あたしは
お母さんをなぐった
お母さんは何も
何もしてない
あたしが
不良娘に育ったから
あたしはまだ高校1年生なのに
タバコを吸って
援助交際して
お母さんは
泣いていた
お母さんの涙は
綺麗だった
あたし
酷い事言う
『何泣いてンだよ』
なんて酷い事を…
自分でもびっくりした
素直になれない
もう出ていこう…
なのに
こんな駄目娘なのに
お母さんは後ろから
抱きしめてくれた…
そして泣きながら
優しく言う
『駄目な子じゃないでしょ?
お母さんの子だもの』
あたし
泣く
子供みたいに泣きじゃくる
汚い涙…
ごめんねお母さん…
これから、綺麗な涙
流せるようにするから
あたしのお母さんでいて