詩人:名無し
軽いままの、オーダー。辛口の夜明けに、残り香も控えめ。微炭酸カッコツケ、故に気も抜けた温い朝。白濁も情けなく、零れた雫なら儚くて、黒い黒い瞳に早すぎるお帰り。食されて鏡映るのは、飾りにも見合わない、レモンの残骸と夢の跡。