詩人:きりさめ
君との夜の長電話
この機械ごしの電波になった君の声でも
受話器から聞こえる間だけは
幸せ感じられる
君が遠くに行ってしまったことは
あまりにも辛くて痛くて
最近はそれにも慣れてきた
けどたまにあの痛みが戻ってくんだ
君がどれだけ大きな存在だったか
僕に思いださせるために
いつもの仲間と遊ぶときも
好きじゃない女を抱きそうになった夜も
一人きりで部屋こもる日も
君がいなけりゃよかったと
好きな分だけ思っても
この思いは君に届かない
つよがって他の女の話ししたって
本当は頭ん中は君でいっぱいなんだよ
君の幸せ願えば願うほど僕の存在がわかんなくなる
君にはもう彼氏がいて
愛の詩うたってる君をみると、幸せ願ってるはずなのに悲しくなる
こんな自分が本当嫌いだよ
強くなりたい
強くしてよ
たまにの電話とちょっとの気持ちと少しの言葉でいいから…