詩人:楠崎 志杏
薄闇にまぎれたその顔に一筋の赤い線暗闇に情事変貌するのは小さき幼顔相判する二つの顔に共通するはその笑顔の御心闇に浸かった魂と取り込まれようとしている魂と通ずるは瞳の暗闇崩壊した心に語りかけるは赤い影空いた魂に触れるは黒い影美しき魂と醜き魂と廃れた心と情ある心と相対的な魂と心求める心と憎む心そして悲しい人間が残る世界