詩人:アジス
ガタンゴトン
ガタンゴトン
電車に揺られながら
僕はまた一眠り
ゆらり揺られ
時を忘れ
夢のなかへと誘われる…
ふと肩を叩かれ
振り向くと
君の指が僕の頬に触れた
ちょっとしたイタズラに
君は嬉しそうに笑った
そんな君が
愛しくて
僕も自然と笑っていた
電車の中に響き渡るアナウンスに
僕は目を覚ました
人気の少ない電車に
揺られる僕
隣には友達が眠っていた
僕は君を思い出した
幸せだった
あの頃のことを…
電車は僕を乗せ
走り続ける
ガタンゴトン
ガタンゴトン
2006/10/12 (Thu)