まとりょ〜鹿の部屋
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[54692] 金平糖。
詩人:まとりょ〜鹿
かごめ かごめ…
真夏の午後の蝉時雨。
婆ちゃんが素麺茹でたから早よ帰ろ。
砂利道三差路の田圃道、右行きゃ木陰の並木道。
誰かが描いた蝋石の、
けんけんしながら帰りましょ。
日が傾いたら気ぃつけろ。
逢魔に逢うから気ぃつけろ。
角に佇む煙草屋の
ばぁちゃんがくれた砂糖菓子、
いがいがだらけの砂糖菓子。
口に頬張り帰りましょ。
2005/11/05 (Sat)
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詩人の部屋 -