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まとりょ〜鹿の部屋


[30] 金平糖。
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

かごめ かごめ…

真夏の午後の蝉時雨。

婆ちゃんが素麺茹でたから早よ帰ろ。

砂利道三差路の田圃道、右行きゃ木陰の並木道。

誰かが描いた蝋石の、
けんけんしながら帰りましょ。

日が傾いたら気ぃつけろ。
逢魔に逢うから気ぃつけろ。

角に佇む煙草屋の
ばぁちゃんがくれた砂糖菓子、
いがいがだらけの砂糖菓子。

口に頬張り帰りましょ。

2005/11/05 (Sat)

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