詩人:rei
一粒の涙が
優しく溶けてるんだ
あの空の色を映した
心の深く深く
どんなに歪んだ憎しみも
包むようにひっそり
それはあなたが
つまずいた分
強くなれたから
雲の切れ間から
差し込む一条の希望が
まっすぐに心へと
届けられようとしている
ほらもうすぐ
顔上げて
見えてくるから
未来という名の
ささやかな贈り物
無理に笑わなくたって
大切な人はずっと
離れないから
世界は廻るよ
いつかまた巡る
出逢いと別れ
あなたとの永遠は
虹のずっと彼方
一歩ずつゆっくり
そうやって今を紡いでく
クネクネ曲がる道を
時々目を閉じて
風を感じて
忘れかけていた約束が
宙ぶらりんのまま
記憶の片隅に眠る
もう子供に帰れない
けれどもわたしの青春は
時を越えて駆ける
ああ
眠くなってきたよ
素敵な夢は見れるかしら
青春は瞬きの世界に
光をもたらす星の魔法