詩人:甘味亭 真朱麻呂
臆病風に吹かれて あなたは旅立つ宿命を放棄したそれでも日々はつづくから 生き恥をさらすことを選んでも生きることに決めた それもまたあなたからすれば立派な誓い ボクはそんなあなたを心から尊敬する 取り決められた常識をなぞるだけが選択肢じゃないこと ボクはわかってるから あなたに冷たく吹く風があっても ボクという風はやさしくあなたを包む ほかの風に嫌煙されても ボクは風に吹かれて微笑むあなたを恋い慕うただのばかな名もない風だから。