詩人:山羊
爛れた心を隠すには
あまりに綺麗な目をしていて
流した涙は腐って消えた
首を吊ったピエロの絵を君は買って
愛おしい様に胸に抱いた
壊れた砂の城は二度と戻らない
そんな事知ってるよと君は儚く笑う
あの腐った海に浮かべた僕達の光は
今どこをさ迷っているのか・・
君が消えない様に
君が消えない様に
何もできないけど
流した涙は腐った海に変わって
ただ消えゆく光を見ていた
壊れた砂の城・・
二度と元に戻せず
君はその目のままで
泣いていた
綺麗な腐ったままで
2007/03/29 (Thu)