詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕らが分かり合うために時間はそんなにいらなかった
すぐに君と打ち解けれた
他愛もないすれ違いや行き違いが別れを招く
そんなこと知ってるよ
だけど
何故だろう想いとは裏腹に君は僕から離れていく
追いかけても追いかけても届かない
幸せだと嘯く声はすごく小さかった
もう少し君と一緒にいたいけど
それは叶わぬ願いなんだろ
だから
君が離れていくのを
見送るしかないんだね
傘に隠れた君の姿
雨の中
手を振ることもなく
ただただ涙が溢れて
愛をなくした悲しみ
じっと感じてた
そっと涙を拭った
土砂降りの恋
いつもそうさ
愛すべき人を抱きしめれずに臆病になって
愛を失うことになる
そしてまた
今日もこうしてまた一つ愛をなくした
土砂降りの雨の日に。