詩人:波瑠樹
風邪を引いた君の額に手をあて、君の寝顔を傍で見ながら思う…君の悲しみを和らげる薬があればいい…君の涙を笑顔に変える薬があればいい…と君の心の処方箋それが僕であればいいのに…と心からそう願うんだ…僅かに目を覚ました君は額にあてた僕の手にそっと触れて小さく微笑んだ…君の全てを代わってあげたくて、僕は君にキスをした…何もかも僕に移していいんだよ…こんなにも君を、愛しているんだ…。