詩人:中村 休落
夏が過ぎ、秋へと変わるころ、落葉を待つへび、とかげ。あの夏、天の川を見ていた少女は、事故で亡くなった…。そっと思うのだけれど、きっと僕らは、あの星空へと返って行くんだね。命をくれた母は、秋の夜月に夜空へと返って行った。星に願いを…。どれだけの夢を僕は見ただろう。君と天の川を見て、おり姫、ひこ星、色々な話しをした…。逃げてはいけない。あの天の川も、夏を過ぎると…。ねぇ、私には、何も持てないよ。