詩人:奈桜
赤い花弁を残して行った貴方の匂い微かでも私には解るあれから幾度も眠れぬ夜を過ごして何度も何度も貴方が来るのを待ちわびたほんの少しの期待と切望を胸に抱きながら然れど貴方は来なかったそれでも私は待っていたあの夜に貴方が囁いた睦言が戯言でない様祈りながら