詩人:亜子
ふんわり頬がとまどい弾いてふくらんだきみの笑い顔ぼくの自慢のまんまるまなこがたわわにたれて喜楽がつまったお腹が波だつたびに甘くにおうもったいないほどの収穫日和秋空の木の実のような指先はぼくだけを呼んだ他のものになって逃げだそうとしたぼくをあやふやな未来が諌めたいつかの夜あの場所が大事なぼくだったけどあの場所だけが大事なぼくじゃなくてよかった