ホーム > 詩人の部屋 > 山鳩の部屋 > 詩の初めての行を書くとき > 投票

山鳩の部屋  〜 「詩の初めての行を書くとき」への投 票 〜

  • 山鳩さんの「詩の初めての行を書くとき」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[110390] 詩の初めての行を書くとき

詩人:山鳩

暖かな木洩れ日の中で

心もとなくかすんだ水平線を見つめてる


何も聞こえない

小鳥の囀りさえ聞こえない

何もかもが立ち去り

孤独の世界に迷い込んだように

こころは遠い過去に置き去りにされて


静かな静かなこの丘の上で

また君のまぼろしを見る

君とのお喋り

それは空耳

こころに刻んだ

言葉の数々が

復習するように思い浮かぶ


こんなに無垢な午後のかたちに

どこかすがすがしい気分に堕ちてゆく

無音のままに

北に流れてゆく飛行機雲


君はもうこの地にいない

2007/09/20 (Thu)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -