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詩人:雪 刀寿
横顔
うつむいた みつばちの花嫁
優しく してくれそうで、
つらそうで、
励まし合えそうな、 一緒の 歩き友だち
初恋 ・・・・ いいもんだね
まだ、
あどけない あおい身体の 寂しさを 深く 強く
分かってくれそう だから
思い出せ
心からの恋人は、どんな出会い?
まっすぐ、朝日を背に、バス停で息を吹きかける 白い歯がこぼれ、クスリ笑い
思えば思うほど、好きな色 ピンクの歯ぐき
今 なにしたい?
胸のケーキを焼いて、甘くささやく春風を迎えよう
悲しみは、海色
苦しみ、にがみは、山の肌色
眠りのそばで、コックリうなずく、とろけ声
そのぶん、笑顔も深くなるね
とくに、君の前では