詩人:遥 カズナ
深々と深々と首もとのマフラーに鼻先を押し当てて胸いっぱいに吸い込んだ冷たい空気を耳にも聴こえながらしっかりと吐き出すといくらかでも暖かな吐息が首もとにまでに広がってこのさきどうにもならないわけでもないようなどうにかなるようなそんな僅かな期待がやっと感じとれた