詩人:さみだれ
何かを失って戻らないと知った心に穴が開いたようなそれが悲しみだったのだろう涙は出なかったそれでも悲しみだったのだろうこれが乾いた涙だろうか泣けないということだろうか数えきれないほどの物語も本質なんてまるでないこの感情こそが物語でまぎれもない真実たぶん今泣いている