詩人:雪 刀寿
夜中に ムード出して、 音楽を奏でる目に見えない熱聞こえない うめき傷は、ぐさり 深く、広い傷つけた人は、 同じ痛みを 持って 生きているはっきりとは 感じられない 鈍く 長い 苦しみ黙って、肉体の中に 閉じこめ続ける 悪夢ずーっと、ぐっと 唇を噛みしめ泣ければ、少しは らく だけど、泣けもしない 冷たい気持ちで、ぼう然と立ちつくす……こみ上げてくる涙を隠し、 深々と うつむいた影話し合おうよまた、傷を癒すためにねぇ