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万田 海斗の部屋


[323] 目に見えない 傷
詩人:万田 海斗 [投票][得票][編集]

夜中に ムード出して、 音楽を奏でる

目に見えない熱
聞こえない うめき

傷は、ぐさり 深く、広い


傷つけた人は、 同じ痛みを 持って 生きている


はっきりとは 感じられない 
     鈍く 長い 苦しみ


黙って、肉体の中に 閉じこめ続ける 悪夢


ずーっと、ぐっと 唇を噛みしめ
泣ければ、少しは らく だけど、
泣けもしない  冷たい気持ちで、ぼう然と立ちつくす……

こみ上げてくる涙を隠し、  深々と うつむいた影

話し合おうよ
また、
傷を癒すために
ねぇ

2010/01/30 (Sat)

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