詩人:しゅんすけ
普遍という観念が何故あるのか?
普通が好物の僕たちは
血液型の中に性格を方向付ける要素まで見いだして
統計学に未来まで託して
退化したその足は、腐り落ちたその足は
一体誰が拾うのだろう?
口に出した瞬間に意味を失う言葉が確かにあるとして
それでも僕らは
わかったつもりでぶつかり合って
傷を舐め合って
記号化された感情を、弱さを誇ってしまった心を
どう飼い慣らして行けばいいのだろう?
空白に存在を感じるといったあなたには
僕は一体、何に見えますか?
2009/01/11 (Sun)