詩人:甘味亭 真朱麻呂
君は数え切れないほどの思い出をくれたのに
どうして途中から
僕一人だけを残して消えてしまったの
思い出があのときは宝物だとしか想ってなかったけれど
今はちょっと考えが変わって
心に重くのしかかる錘になった
それは別に邪魔だとか
そんな風には思ってないけど
だけどさ
夢の中へお邪魔する度に僕に君との思い出を思い出させるんだ
夢の中の君はいつも相変わらずステキに笑っていた
これは
ガラクタの詩だから
いつの日か君と同じに跡形もなく消えてしまう詩
僕自身の手で葬り去らねばならないサヨナラの詩。