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[183079] ノスタルジィ

詩人:まとりょ〜鹿

置き去った宿題
地面に染み込んだ匂いとか
作為的に浮かんだ白の純粋

鳴かずに身を焦がして
まるで彼女は螢の様ねと
テラスではじけた炭酸水

染み込んだ匂いってやつが
時折顔を歪ませて伏せる
夜風が好き。ベトベトのあいつを無くしてくれるから

あの子のママ
おうちの中でずっとお遊戯会してる。
品性が無いと舌打ちしたが

幾年過ぎてもあの子は笑わない
見せ物小屋で春を売っては
冷めた余生に皮肉づく。

それが正義とか悪質なんて道義はないけど
毛布にくるまって早く醒めてしまえと願っている。

悲しい未来と
楽しい過去に
醒めてしまえと
今日も罵っている。
来るべき寒さに顔を塞いで耐えている

被害者面すんな
さっさと置き忘れてしまえ

さっさとこんな悪い夢、終ってくれないか?

2013/10/17 (Thu)
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