詩人:一本道
早く忘れたい
神様どうか忘れさせて
願っていた
やっと忘れてきた
ずっと願っていた『忘れる』ということができそうだ
ずっと願っていたはずなのに
忘れるのが恐い…
想い出が消える恐怖
心の中から何か欠けてしまうような気がする恐怖
忘れたくない…
でも僕の記憶という綺麗な華は散っていく
この華が完全に散ったとき
僕の中からあなたは消える
1番望んでいたことだけど
今僕は忘れることを恐れている
記憶という華よ
一枚でいいから
散らずに
耐えて
あなたを忘れたくない
2006/04/08 (Sat)