詩人:高級スプーン
強くなりたい
想い描いた風景に
自分が立ちたくて
果てない夢追い
ひたすら進む
砂漠に道は無いから
何処にでも行ける
そう信じて
自身が乾いたままなら
いくら潤っても
また心が渇き
半永遠に満たせられない
人は最も強くなった時
最も弱くなったと感じる
蜃気楼は真実を映す鏡
現実にやられ
意識は朦朧として
理想の幻覚を作り出す
もっと強くなりたい
近付きたい
想い描いた風景に
この先は
たった今
一歩踏み出した場所へ
続くのを知らずに
強さを求めて
進み出す
2004/09/03 (Fri)