詩人:麗華塵
数々の星たちが
何も知らずに祝福の讃美歌を唄う
彼女のただ僕を信じる目が痛くて…
君を抱きしめられるのは…今日が最後なのに…
本当にごめんね
償えないほどの君の思い
「さよなら」の言葉の重み
決して愛が冷めたわけじゃない…
別れ道で抱きしめる君の体は
こんなにも小さく華奢なんだね…
一生一緒と思った
上を見上げると電線の間から星が唄う
降り出す雨が言葉を遮る
かすかな単語で泣き出す君を
どれだけ愛おしいと思ったことか…
でももう決めたんだ…
君のことを想うのも今日で最後
季節外れの雨…
別れ道の上
一人になった僕の上に降り注ぐ…