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麗華塵の部屋


[33] 別れ道
詩人:麗華塵 [投票][編集]

数々の星たちが
何も知らずに祝福の讃美歌を唄う
彼女のただ僕を信じる目が痛くて…
君を抱きしめられるのは…今日が最後なのに…

本当にごめんね
償えないほどの君の思い
「さよなら」の言葉の重み
決して愛が冷めたわけじゃない…
別れ道で抱きしめる君の体は
こんなにも小さく華奢なんだね…
一生一緒と思った
上を見上げると電線の間から星が唄う
降り出す雨が言葉を遮る
かすかな単語で泣き出す君を
どれだけ愛おしいと思ったことか…
でももう決めたんだ…
君のことを想うのも今日で最後

季節外れの雨…
別れ道の上
一人になった僕の上に降り注ぐ…


2005/01/09 (Sun)

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