詩人:鰐句 蘭丸
この季節になると やたら胸苦しくなってこの場所に誘われるあの日みたいに 川岸にクリーム色のふわふわとした綿毛をつけた草が群なしてる川の向こうに山並みが黒く映えて夕焼け空が余計に切なく浮かんでるそうそう あの頃 別れてしまった かの人は 今幸せだろうか余計なお世話な気さえするが やっぱり まだ心の中に居るんだなたまに出勤時間にすれ違いで見かけてしまうけど 知らないふり してる此処 に来て思い出すのは 今の人には内緒にして欲しい約束だからな 夕焼けよ