詩人:ユズル
穏やかな陽が 黄金の葉を煌めくしあわせみたいに 照らし緩やかな風が 旅立つ一枚を海を越えた手紙みたいに 舞い散らせるぎゅ と 踏み締めた 暖かい地は踵から 爪先から 全身へそのままの暖かさを 巡らせた此処へ 来ることができてよかった瞳を閉じないでいて よかったキラキラした 黄金の中で 踊るいつも重い ブーツが 軽やかな魔法の靴今だけは この景色の一部になれる優しい ぬくもりを 思い出したみたい