詩人:lua
「ねぇ…この声は
だれの為に…何のために…」
道に座り込み
ストリートミュージシャンの歌声に
ゆったりと聞き惚れた
アコースティックギターの音色に
バッチリ合ったその歌声は
私のココロに
嫌味なくらい
素直に入り込んで
ココロの傷口で
溶けていった
染み込んだ
魔法の歌声は
今でも私の中に
息づいて
素晴らしい『音』を
奏で続けてる
「良ければ、また
聴かせて下さい」
そう言い残し
私は去った
帰り道
口ずさむ
「ねぇ…この声は
だれの為に…何のために…」
2003/11/03 (Mon)