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[42548] 月さえも安らぐ

詩人:緋文字

夜気にあたりたくて
外に出て

思いの外
明るい空を見上げたら



満月



こんな気持ちで
月を見上げたのは
いつ以来だろう

夜空を見上げる時は
決まって悲しい記憶が
つきまとっていた



澄んだ気持ちで見てたのに

部屋に戻ると
途端に込み上げて


寝てるはずの
1200km先のあなたに
一言
『満月』を送信


一分
『僕も部屋から見てたよ』


距離なんて
関係ない

何も

関係ない



なにも




あなたは
きっと
傍に居て


今日も私を安らかにして

2005/08/01 (Mon)
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