詩人:アロー
平坦な道をゆく日々は
心弾ませる人生を望み
困難な道をゆく日々は
心穏やかな人生を望む
迷子の振り子のように
揺れ動く刹那色の思い
そんな道をよく見れば
思いのほか広いもので
けれど道をよく見れば
視界の先は霧に包まれ
そして道をよく見れば
自ら道端を好んで歩む
だから道をよく見れば
思いのほか平坦であり
やがて道をよく見れば
平坦さが困難だと知り
いつか道をよく見れば
自分に誇れる日が来る
誰かが選ぶ事などなく
誰のモノでもない道を
踏み外せぬ人生ならば
黙って道端を歩きつつ
平坦な道をゆく日々に
心弾ませる人生を誇る
心弾ませる人生を誇り
平坦な道を日々行こう