詩人:雪 刀寿
世の終わり に、暗がりの 海 を 見渡し、飛んで ゆける はるか 向こうの、闇の穴渦巻く 疑問 ・ もって、 過ごす 人生をどこに 飛ばすのか もったいない、風の甘い 春のささやきぼくを 孤独に した 人好きで、好きで、 一人を突き詰めた 明るく 泣けたら、さぞかし 楽だろう 社会は天国 光る シュガーが、ひとみを うるおし、 世の始まりに、 太陽の 輝き を 吸い込み はいつくばって、すごむ 遠い あっちの、永久に眠れる布団の中