詩人:ジャガー
君が誰かを愛して
そして愛されていて
でもそれだけで世界が
平和だなんて
そんなふうには思わない
どこを見渡したって
何かしら弊害があって
いくつも傷を作りながら
人はやっと知る事が出来るんだ
これだけ荒んだ世界を
荒野を歩き続けるけど
やっぱりほら
何度でも人は
愛してしまうんだろう
そこに咲いたたったひとつの花
雨風に晒され
それでも美しくあろうと
僕らを魅惑し続ける
荒野に咲いた
たったひとつの希望
そこでやっと始まり
この次は種を撒くんだ
2011/02/23 (Wed)