詩人:甘味亭 真朱麻呂
見えないこたえを探しながら僕らを乗せた汽車は走る 猛スピードで
時のレールをただひたすらに走る
黒いそのからだを輝かせて汽笛鳴らして
今日も終わりに向かって
僕はただ勝手にちがうと逆らいながら
なにもできず
それでも生きていて
すべてがこたえのないものに埋め尽くされた世界
だから僕は僕自身
各々でこたえは決めるものと歌う
僕はただの人間だ
されど幸せな運命を背負って生まれてこれた人かもしれない
終わりがあるからこそそれまでの時間がより鮮やかに輝く
そう思えた日は第二の誕生日です。