詩人:星
君が好きだと言ったもの。
たくさんあるけど、その中の一つ。
「夜ノ月」
君は晴れてる日には必ず見上げていたね。
いったい何を想っているの?
横顔からは答えなど読みとれなくて。
でも声に出して聞くことも出来なかった。
でもね、今ならわかる気がするんだ。
見上げると、心が澄んでいく。
また頑張ろうって気持ちが落ち着いていくんだ。
そういうことでしょ?
君の真似して僕も見上げる。
見つめる。
君がいなくなったことを、ゆっくりと受け入れられるように。
「夜ノ月」が僕を受け入れてくれたように。
2007/08/03 (Fri)