詩人:あとりえ
言ノ葉の泉か沼どちらとなるか判らぬ土砂降りあと蜘蛛の糸言ノ葉と葉の間するると落ちて掴むなけなしの文学性とは何求めて言ノ葉の天国へと迎いたいのでしょう言ノ葉の地獄では愛無き世界こう渦潮化した情報文字のなか埋もれたこころの腕数さえ蜘蛛の糸求める腕も在り糸は掴まず渦潮中の腕を掴むそんな景さえ言ノ葉のかがやく葉の下で自転車通過し蜘蛛の糸切れそんな時の間も美しく彩る季節 うたい続けていました