詩人:はるか
夕暮れに降り出した雨霞みの裾の後ろ影もう此処に待ち人は来ず宛てなく散る花に身を寄せて繕えない感情の波に心を委ねる嗚呼、かの人は迷いを断ち切られておしまいになったのですさすれば我が身果てる花に姿を変えいっそ葬り去って下さればよいものを…