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はるかの部屋


[35] 待ち人来ず
詩人:はるか [投票][得票][編集]


夕暮れに降り出した雨
霞みの裾の後ろ影


もう此処に待ち人は来ず


宛てなく散る花に
身を寄せて
繕えない感情の波に心を委ねる



嗚呼、

かの人は迷いを
断ち切られておしまいになったのです



さすれば我が身
果てる花に姿を変え

いっそ
葬り去って下さればよいものを…

2006/07/18 (Tue)

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